猫にごはんマニアのみなさま、たた大変お待たせいたしました〜っ!
すっかり更新の滞りがちな猫にごはんブログでございますが、どこかにきっと「いよっ!待ってました〜っ!」と粋な返事をしてくれている方がいらっしゃると信じておりますっ。
ではでは、今回は熊吾さんのごはん放浪記。
これまでの熊吾さんの職歴ならぬ食歴をつらつらと書き連ねてみたいと思います。
・幼少期から基本少食
・カリカリは食べ放題スタイル
・朝晩にパウチを半分ずつ
・中高年になると選り好みが激しくなる
・高齢期は銀のスプーンがメイン
フードの種類は基本スーパーで買えるフードで賄ってきたわけですが、とにかく種類だけはいろんなごはんを試してきた熊吾さん。
ガツガツしてないだけでなく、ちょっと口をつけただけで食べなくなる事も多いので、常にパウチを何種類か常備して食べないと別のパウチを開けて…の繰り返しでございました。
そんな折、気づくとやたら水を飲んでいた熊吾さん。
お水飲まないよりいいけど?
やたら飲み過ぎるのもどうなの?
……なんだか嫌な予感がしつつも、様子をみてしまったわたくし。
そんな頃にちょうどチビっ子のたかみどがやってまいりまして、ごはんを横から盗み食いされるわ、どこに行くにも後ろをついてくるわ…というストレスフルな生活を余儀なくされた熊吾さん。
結果、アゴの下のニキビが悪化して大きなハゲが!!
それも2つも!!
ここに至っていよいよ病院に行った熊吾さん、お水を飲み過ぎるのは慢性腎臓病(病院では腎臓の悪い子で銀の・・・を食べてる子が経験的に多いんですよね〜と言われてハッとしたわたくし!)、ハゲに関しては食物アレルギーではないか…との診断でございました。
あーもうバカバカ!!
なんでもっと早く病院に行かなかったんだ〜っ!!
腎臓病は、一度悪くなると治療しても完治する事がなく、しかものんびり構えてる飼い主が気づいた時には、腎臓の機能が75%も失われた末期的な症状の場合がほとんど。高齢猫の死因のトップ3と言われている猫界では超のつくメジャーかつ気をつけないといけない病気だったんであります。
しかも治療は基本対症療法なので、今の時点でできるのは療法食を食べることで腎臓病の進行を遅延させる事ぐらいなのだそうです。
ほんとは頭の隅に「腎臓が悪いとお水をたくさん飲む」っていう可能性が一瞬チラついたのに。
まだそんなに年じゃないし…。
これぐらいは普通かもしれない…。
なんて、病気だと思うのが怖くて自分で自分に言い聞かせていたわたくし。おまけに当然の如く療法食を拒否する熊吾さんに負けて、ついつい食べてくれるフードを最後には出してしまうという体たらく。
が、いろいろ勉強すればする程「このままじゃ熊吾さんが遠くないうちに死んでしまう…」ってことがわかってものすごく怖くなったんであります。
食べぬなら食べるまで待とう熊吾さん!
そこからが熊吾さんとわたくしの根比べの始まりでございました。
まずはカリカリの食べ放題スタイルを廃止。(ダラダラ食べは尿がアルカリ性に傾きがちになるようで膀胱炎や尿結石の原因になったり、長時間空気に触れることでフードが酸化してしまう…こともあるようです)
タンパク質も腎臓に負担がかかるので朝晩のウェットだけもやめて、療法食のドライにちょっとだけウェットを混ぜるスタイルに変更しました。
食うなら今しかねぇっ!!
まずは熊吾さんにも危機感を持ってもらい、心を鬼にして食べないと潔く片付ける。
何度催促されても療法食しかださない。
でもですよ。
これって「言うは易し行うは難し」なんですよ。
ほんとに。
心なしか痩せた熊吾さんを見る度に、何度も挫折しそうになりました。
んがっ!!
わたくしの気持ちが通じたのか、はたまた単に腹が減ってたまらん〜と思っただけなのかはわかりませんが、とうとう熊吾さんが根負けして療法食を食べてくれるようにっ!!
トッピングのウェットもどんどん減らして今では本当に爪の先ほどのウェットをよ〜く混ぜ混ぜして風味だけ楽しんでもらうスタイルになっております。
いらん苦労をかけてすまないねぇ。
そんなわけで、熊吾さんには頭があがらないわたくしなのでした。まる。
ではでは、次回はたかみどのごはんについてお送りしたいと思います。中途半端だったみどりの血便問題も次回が最終章ですよ〜。