うちの熊吾さん3

前回は熊吾さんが我が家にやって来たお話でしたが、今日はその後のエピソードをいくつかご紹介したいと思います。


受難その①「翔んでる男」


まだ小さかった熊吾さんは、警戒心ゼロ。
わたくしの行くところどこでもついて歩くカルガモ状態。

おまけに爪とぎタワー気分でわたくしをよじ登ったり、肩や頭に飛び乗ってくるそれはそれはやんちゃBoyだったんであります。


もちろん爪が痛いんですよ!?

でもでも、肩乗り猫のかわいさには誰も勝てないじゃあーりませんか!?そうじゃございません!?


がっ!!


ある日のこと、憎からず思っている殿方が我が家に遊びにやってまいりまして、うちの熊吾さんとってもかわいいから〜なんて愛猫自慢をしておったんですよ。


そこで興奮した熊吾さん!


あろうことか殿方の頭に遠方から思いっきりジャーンプをかましてくれたんであります。


「アイタタタタタ−ッ!!」


……そら痛いですわな、慣れてるわたくしでも頭はけっこうキツイものがありますわな。


ただ想定外だったのは、殿方があんまり猫好きじゃなかった事。完全に怯えきった殿方は速攻でお帰りになり、「もう二度と来ない」とのたまったのでありました。まる。


あ、これ熊吾さんじゃなくてわたくしにとっての受難でございます(笑)


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受難その②「原宿駅の悲劇」


え〜、大人になるにつれて外出を怖がるようになってきた熊吾さんですが、わたくしの都合で東京⇨札幌間を何度か飛んでおります。


その時も1週間以上の帰省になるので、熊吾さんを連れて羽田まで向かったのですが、道中の山手線で悲劇は起こりました。。。


代々木駅を出たあたりで「ん?」

なんとなく異臭が……?


はっ!熊吾さんがビビって脱糞してはる〜っ!


周りの白い目に冷や汗をかきつつ、次の原宿駅でトイレへダッシュしまして。さて、個室でキャリーの中のタオルを交換しようとしたところ…。


いや〜っ!!
まさかの熊吾さん脱走〜っ!!


片手にホカホカのうんこタオルを持ったわたくし、とっさに反応できず。
固まってる隙に熊吾さんったら隣の個室との壁の上に飛び乗ってしまったんであります。


そしてトイレに響き渡る悲鳴。


「きゃ〜っっっ!!!」


………そりゃそうですよね。


ガサゴソ音がしたと思ったらいきなり壁の上に猫が現れたんですもん、そら悲鳴あげちゃいますよね。。。


「ご、ごめんなさ〜いっ!!」


こちらも動揺しまくり!隣の個室の方に平謝り!


その後は幸い隣の個室じゃなく、個室の外にダイブしてくれたので、そのまま熊吾さんを確保できたのですが…もし隣の方の頭の上に落ちていったらと思うと……ゾゾゾ〜ッ。


今回は熊吾さんはもちろん、お隣の方にとっても受難…というダブル受難の脱糞騒動でございました。


えー、他にもいろいろエピソードがございますが、とりあえず今回はここまでということで!

次回は猫にごはんの「うちのごはん」についてです!

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