どうです?
朝目が覚めてこんなイケメンが隣にいたら!!
そら「今日会社休みます」って言いますわいな。
もう福士蒼汰なんて目じゃないわいな。
実際13年ほど前ですが、熊吾さんが我が家に来て、わたくし会社休むどころか会社辞めました。
てへぺろ☆
えーそれはさておき、今回はそんな熊吾さんが我が家にやって来た時のお話でございます。
大学を卒業してまだ1年ぐらいしか経っていなかった頃のこと。梅雨の冷たい雨が降る夜、古いアパートの外からか細い鳴き声が聞こえたような?気のせいなような?
「…ミャ~…ミャ~…」
やっぱ気のせいじゃないやいやいっ!
慌てて階段をカンカン降りると、雨に濡れた白くて小さな猫が。その猫は手を伸ばしたわたくしの胸にそのまま飛び込んで来たのであります。
部屋に戻ってタオルで拭いてみると、まっ白なはずの猫に黒いごまのようなツブツブがびっしりと。もちろん黒ゴマじゃないですよ、それ全部「ノミ」でございました。
ぎょえーっ!!
夜中だったので、とりあえずドンキホーテで猫トイレ一式とごはんとノミ取り櫛と…モロモロ買い揃えて、お風呂に入れて、翌日動物病院へ。
弱ってる子猫をお風呂に入れるのはよくない…と聞いたのは後日談ですが、とにかくその日から白い子猫はうちの「熊吾」さんになったわけです。
それのどこが出生の秘密!?
と、思われるかもしれませんが、実はその後家の近くで熊吾さんと瓜二つの白い猫たちをお見かけしまして、後をつけてみたら……
半野良状態で暮らしている白猫一家が!!
これ完全に熊吾さんの血縁ですよね!?
運命の出会い…と思った熊吾さんが、まさか単なる迷子ちゃんだったなんて。オーマイガッ!!どうりで警戒心ゼロなわけだ〜。
家に帰ってわたくし悩みましたですよ。
A.このまま知らんぷりしてトンズラ?
B.でも迷子の子猫をずっと心配してたら?
C.いや今さら熊吾さんのいない生活なんて。
……以下ABCをぐるぐるリピート……
ん〜っ!もう直談判しかないやいやいっ!
さんざ迷った挙句に、熊吾さんを抱いてその家を訪ねたわたくし。事の顛末を説明した後、意を決して「熊吾さんを家族に迎えたいんですが…」と切り出しました。
すると、家長とおぼしきお父さんは
「んぁ、いいよ〜。」
と、拍子抜けするほどあっさりとOKしてくれたのでした。まる。
あれ、やっぱり出生の秘密ってほどの事でもない…か。ない…な。まぁでもお宅訪問までのわたくしの心はそれはそれは千々に乱れていたんでありますよ!
ではでは、次回は晴れてうちの子となった熊吾さんのその後(主に受難の日々)をお送りいたします。